アート

ブラジリアングラフィティーアーティスト・Os Gemeos(パンドルフォ兄弟)

Gemeos

ブラジルのグラフィティーアーティスト・Os Gemeos

Os Gemeosは1974年にブラジルのサンパウロで生まれたグラフィティアーティストであり双子の兄弟。
(Os Gemeosはポルトガル語で「双子」という意味)。
本名はOtavio PandolfoとGustavo Pandolfo。1987年からグラフィティ世界で活躍している。
彼らのストリートアートは、大型のミューラルや黄色い肌のキャラクターなどを描いた独特なスタイル。
彼らのミューラルなどのテーマは、家族のシーンや、ブラジルの神話や、政治的なメッセージ
ブラジルの社会の状態などをテーマとして表現している。

ブラジルにヒップホップというカルチャーがやって来たのは1980年代なってから。
その時、Pandolfo兄弟はHIPHOPなパワフルな魅力に強い影響を受けた。
 
GemeosGemeos




当初は、二人ともブレイクダンスをしていたが、しばらくして、グラフィティを描き始めた。
グラフィティーを始めた頃は、アメリカのヒップホップグラフィティを真似していたが
段々とグラフィティーに、のめり込むうちにブラジルのフォークアートや
神話の要素を含んだオリジナルスタイルを確立した。

 
Os GemeosOs Gemeos graffiti






Os Gemeos graffitiOs Gemeos graffiti





1990年代の後半には、Twist(本名Barry McGee)というアメリカ人のグラフィティアーティストに出会い
様々なマテリアルやアドバイスなどを受けて、さらなる飛躍を続けた。
欧米のグラフィティは、地下鉄や電車などを中心に描かれている事が多いが
ブラジルの都会では、交通機関はグラフィティのキャンバスにならない。


代わりにOs Gemeosは、ストリートのコーナーや許可の出ているスペースを中心に描いている。
有名になってからは、ブラジルの政府によって地下鉄にアートを描くように依頼された事もある。


現在では、アメリカのマイアミに大型ミューラルを描いたり
オランダのカルチャーフェスティバルで絵を描いたりとワールドワイドな活躍をしている。

2003年には、サンフランシスコのThe Luggage Storeというギャラリーでソロ展示を開催した。

実は、日本でもOs Gemeosによって描かれた作品を見ることができる。
場所は、渋谷のマンハッタンレコードの裏手のストリート。



OS Gemeosの作品紹介