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ホーミーズのデザイナー:デイビッド・ゴンザレスのインタビュー
毎回好評頂いている当サイトの人気コンテンツであるアーティストインタビューのコーナーですが、今回インタビューに成功したのは、ローライダーやチカーノカルチャー好き、またはトイコレクターにもお馴染みのホーミーズのフィギュアシリーズをデザインしている、デイビッド・ゴンザレス氏とのインタビューの模様をお送りします。
Masa:
デイビッドさん、今回は、ストリートスタイルマガジンのインタビューに答えてくれてありがとうございます。
以前に当サイトでも、あなたのアートキャリアとホーミーズのフィギュアシリーズを紹介させて頂きました。
デイビットさんの現在の活動では、ホーミーズのトイシリーズ以外にも
他のフィギュアシーリーズやアート作品等を製作しているんでしょうか?
David:
今は、新しいアパレルブランドを立ち上げていて、これにクリエイティブなパワーを注いでいるね。
このブランドは、DGA (DavidGonzalesArt)という男性向け洋服シリーズと
DGAngelsという女性向けの洋服シリーズなんだ。
両方とも現在カリフォルニアで人気のあるストリートカルチャーや
ローライダーカルチャー、タトゥーカルチャーにインスパイアーされたブランドコンセプトで作られているんだ。
www.DGAtees.com
他にも、American Dioramaという会社とコラボレーションして、4つの新しいトイシリーズを作っているよ。
このトイは、Homies Hall Of Fameというトイなんだ。
レジン(合成樹脂)で作っているから、トイのディテールが細かく作れるんだよ。
これは普通のホーミーズのシリーズと違ってガチャガチャでの販売ではなくて、店舗だけで販売しているトイなんだ。
(www.americandiorama.com)
それに以外にも、4つの新しいデザナイーズトイを制作中なんだ。
Greezerzというフィギュアシリーズでね
これは50年代のアメリカンホットロッド系のキャラクターをモチーフにしているトイなんだ。
人物のテイストで言うと、”レザージャケットとリーバイス”のようなファッションスタイルをしている人物をモチーフにした感じ。
GreezerGirlzは、Greezerzと一緒に遊ぶセクシーな女性。
Musclemenというキャラクターは、ホットロッドカーを作るメカニックマンのキャラクターなんだ。
Trailer Parkというフィギュアもあるんだ。
これらの4つのトイは2012年の後半にリリースする予定だよ。かっこいいと思うよ。
Masa:
あなたは、過去にトイ以外のアート作品をギャラリーなどで展示したことがありますか?
David:
今まで一度だけ、パサデナのToy Museumで作品を展示したね。この展示は、Beyond Ultramanといって
現在のデザイナーズトイのシーン(アーバン・ヴァイナル・トイシーン)にインスパイアされた展示だったんだ。
Masa:
あなたには、今活躍しているアーティストや
過去に活躍していたアーティストの中で尊敬しているアーティストはいますか?
David:
そうだね。
例えば、Frank Frazzetta(フランク・フラゼタ)、 Boris vallejo(ボリス・ヴァイェホ)、 MichaelAngelo(ミケランジェロ)、 Norman Rockwell(ノーマン・ロックウェル)などのアーティストは好きだね。
Masa:
アートを作るとき際に、どんな事からインスパイアを受けますか?
David:
自分のローライダーライフスタイルと、ストリートカルチャーにインスパイアされるね。
そして、チカーノアーティストのルーツに影響されているね。
Masa:
あなたは、メキシコ系アメリカンコミュニティーで生まれ育ったと思いますが
自身を”チカーノアーティスト”だと思っていますか?
または自分は、どういったアーティストのカテゴリーに入っていると思いますか?
David:
私は、イラストレーターであり、カートゥーニスト、ブランドクリエーター
Tシャツ・トイデザイナーという多岐に渡るクリエイティブなアーティストだと思うね。
Masa:
あなたのアートは、何処かで勉強したテクニックですか?やはりアート大学などに通ったのでしょうか?
David:
そうだね。大学でアートをやったよ。
カリフォルニア州オークランドの’カリフォルニア・カレッジ・オヴ・ゼィ・アーツ’という大学で勉強した。
そして、サン・ホゼ・スティト大学でも勉強したね。グラフィックデザインとイラストレーションを専攻していたね。
Masa:
ホーミーズのミニフィギュアは1997年に初めて販売された際
ロサンゼルス市の警察から、かなりネガティブな反応があったようでが
その時の対応や態度、また、あなた達にどんな影響を及ぼしましたか?
David:
このネガティブな反応が、逆にホーミーズブランドの宣伝になって、最終的に、150,000,000個のトイを販売する事ができたよ。
それに、ホーミーズのミニカートイと、ホーミーズのリモコンカーは、最終的にウォールマート(アメリカのスーパーマーケット・デパート)に販売されるようになったんだ。
また、ホーミーズというブランドは、カリフォルニアのチカーノカルチャーの大事な一部になってきた。
バークレー大学や、UCデイヴィスや、スタンフォード大学のチカーノ学では、ホーミーズのトイがチカーノ社会へ、どんな影響を与える勉強する事ができるようになったんだ。
Masa:
一般的な意見ですが、トイアーティストやイラストレータは、トイコレクターが多い傾向にありますが
あなたは、コレクションしているトイなどは、ありますか?
他のアーティストのトイなどを集めていますか?
David:
私は、マイケル・ラウや、トッド・マクファーレンなどのトイデザーナーの作品をリスペクトするが
トイや、フィギュアを集めていないね。
そして、アートトイ世界にあまりインスパイアされていないね。
むしろ、自分の好きなスタイルでトイを作る事が好きだね。
Masa:
アート以外、他の趣味がありますか?
David:
スポーツが好きだね。特にアメフト、野球、サッカー、ボクシングが好き。
Masa:
あなたのプロフィールによると、あなたは昔ローライダーマガジンという雑誌で仕事をしていたようですが
あなたはローライダーのファンですか?現在、ローライダーカーを持っていますか?
David:
そうだねローライダーは好きだよ。一番最近の車は、74年のカプリスクラシックローライダーだった。
これから、また古いローライダーを作る予定だね。名前は’ホーミーローラー’と呼ぶつもりだけど・・。
Masa:
日本では、チカーノカルチャーとローライダーのファンが多いですが、これについては、どう感じていますか?
David:
これは、とてもかっこいいと思うよ。
そして、チカーノとローライダーカルチャーのスタイルやセンスに日本人が憧れる事は、とても嬉しいね。
時々、日本人のホーミーズ系コスプレの写真をもらって、自分のフェイスブックページにアップしているよ(笑)。
Masa:
今後、日本に来る計画はありますか?
David:
日本に行って、ホーミーズのファンに会う事は私の夢だね。
私が日本で、ロックスターのような歓迎をもらえると聞いたので(笑)。絶対に行きたいと思っているよ。
凄く楽しそうな経験が出来そうだね!出来れば2013年に日本に行きたいと思っているよ。
Masa: これから、ホーミーズや、トイ関連の新しいプロジェクトはありますか?
David:
最近、ホーミーゾンビーズという新しいトイシリーズをデザインし始めた。
ホーミーズだけど、残念ながらゾンビになったバージョンなんだ。
Masa:
忙しい所に、インタビューをしてくれて、ありがとうございました。
David:
ありがとう。
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