アート

チカーノタトゥー界のパイオニア ミスター・カートゥーン(Mr. Cartoon)の歴史

チカーノタトゥーアート界のセレブリティー:ミスター・カートゥーン(Mr. Cartoon)の歴史

ロサンゼルスで活躍するタトゥーアーティストのミスター・カートゥーン(Mr. Cartoon)

このページでは、アメリカが誇る人気タトゥーアーティスト ミスター・カートゥーン(Mr. Cartoon)の成功ヒストリーと彼のキャリアについて紹介してみたいと思います。

Mr. Cartoonはアメリカのロサンゼルス出身のタトゥーアーティスト(グラフィックアートデザイナー)です。そして、ミスター・カートゥーンはただのタトゥーアーティストではありません。
彼はロスアンゼルスのストリートアートのパイオニアというバックボーンがあり、チカーノアートとカルチャーをメインストリーム社会に紹介した人物の一人です。

最近、ミスターカートゥーンと彼の仲間であるフォトグラファーのエステヴァン・オリオールは「LA発オリジナルズ ~チカーノ・パワー~」というドキュメンタリーに出演しました。

90年代からストリートカルチャーのファンの方は、ミスター・カートゥーンの事をご存じの方も多いと思います。彼の存在や今までの生い立ちを知らない方もいると思いますので、このページでは、ミスターカートゥーンライフストーリーと、彼を取り巻くストリートカルチャーの重要性を紹介していきたいと思います。


ミスター・カートゥーンのルーツと育ちについて

ミスター・カートゥーンのルーツと育ちについて

ミスター・カートゥーンの本名は「Mark Machado(マーク・マチャード)」と言います。彼は1970年にカリフォルニア州のサンペドロで生まれました。彼の両親はメキシコ系アメリカ人なので、彼のアイデンティティーは「チカーノ」です。

ミスター・カートゥーンは小さい頃からアートの才能がありました。彼が小さい子供の時、彼が描いた絵は同い年の子供と比べたら非常にディテールが細かく明らかにアートの才能があったようです。

本人によると、8歳の頃から自分は将来アーティストになるという事と分かっていたそうです。彼は学校を卒業した後にデザイン(サインライティング)を勉強しました。

アーティストとして彼は、チカーノカルチャーとLAのストリートカルチャーに大きな影響を受けました。特にグラフィティーアート、ローライダーデザイン、チカーノの囚人が描く刑務所アートスタイル(パニョス)に強い影響を受けています。

ミスターカートゥーンのタトゥー



ミスター・カートゥーン(Mr. Cartoon) のタトゥーアーティストとしてのキャリア

ミスター・カートゥーン(Mr. Cartoon) のタトゥーアーティストとしてのキャリア 有名になる前の若い頃の彼は、ロサンゼルスのHarborというエリアでギャング仲間のタトゥーを彫ったり、ローライダー系のTシャツを作ったり、ローライダーカーのアートを描いたりしていたようです。

その後、若気の至りから始まったトラブルでカリフォルニアの刑務所に行く事になったが、出所後に「ファインライン」タトゥーアートにのめり込みプロのタトゥーアーティストの道へ進みました。

ミスター・カートゥーンは学校を卒業した後にアート関連の様々な仕事をやりました。Tシャツのデザインをしたり、ミュージックアルバムのカバーデザインを描いたり、ポスターなどを作ったりしていました。

実は彼は当初はタトゥーアーティストになる事が夢ではなかったようです。彼は自分にタトゥーを何度も入れた事によって、その経験からタトゥーに興味が出たようです。

そして、自分もタトゥーを彫ることが出来そうと考え、近所の知人や友達にタトゥーを入れ始めました。次第に彼のタトゥースキルが上がった後、友達のエステヴァン・オリオールと一緒に色々なバンドのライブツアーに同行して、バンドメンバーなどにバックステージでタトゥーを入れました。

彼は自分の好きなチカーノスタイルのタトゥーの技術にさらに磨きをかけて、オリジナリティー溢れるデザインで色々な有名人に彼の作品を知られるようになりました。

しかし、最も彼のキャリアを有名にしたのは、エミネムのタトゥーを入れてからなんだそうです。まるで人生が変わったように人気タトゥーアーティストになっていったとインタビューに答えています。

エミネムはある雑誌の撮影をした時に、ミスター・カートゥーンが入れたタトゥーについて質問された際、ミスター・カートゥーンの名前を紹介しました。その後、色々なセレブがミスター・カートゥーンのタトゥーに憧れていく事になります。

ミスター・カートゥーンは今まで数えられないくらい多くの有名人にタトゥーを入れてきました。例えば、ベヨンセ、スヌープドッグ、カニェ・ウェスト、ジャスティン・ティンバーレイク、ファレルなどのアーティストにタトゥーを入れました。

ミスター・カートゥーンが彫るタトゥーの料金は一応秘密になっているようですが、セレブは「$50,000」程支払いとの噂があります。

彼のタトゥーを彫ってもらいたい人達は非常に多く、数年先まで予約が埋まっているという人気ぶりのようです。

また、日本の刺青カルチャーに多大なリスペクトを示しており、以前は原宿のタトゥースタジオでトレーニングしていたという過去もあります。



ミスター・カートゥーンのタトゥー以外の活動について

ミスター・カートゥーンのタトゥー以外の活動について ミスター・カートゥーンのアート・デザイン作品は数多くの有名な会社やブランドに採用されています。2017年にミスター・カートゥーンはナイキとコラボレーションをしてあの名作「コルテッツ」のスニーカーをデザインしました。

コルテッツは長い間ロサンゼルスのチカーノコミュニティーに愛されているスニーカーという事もあり、彼はコルテッツを選んだそうです。ミスター・カートゥーンは今までに様々なコルテッツをデザインしました。


例えば、ナイキの「スウッシュ」ロゴの後ろに「LA」という文字の入っているコルテッツや、他には「Los Angeles」がチカーノアート風に書かれたデザインもあります。

そして、ミスター・カートゥーンはグランド・セフト・オートというゲームの風景イラストも描きました。ゲーム中に出てくる街の壁に描かれたグラフィティはミスター・カートゥーンのデザインです。

それ以外にもエステヴァン・オリオールと一緒に作った洋服ブランド「Joker Brand Clothing」というストリート系ファッションブランドも行っていました。

このブランドでは、ミスター・カートゥーンとエステヴァン・オリオールがデザインしたTシャツ、ジャケット、タンクトップ、キャップ、スウェットなどが販売されています。

また、Scarface: Origins of a Hip Hop Classicというドキュメンタリー映画に出演しています。現在、ミスター・カートゥーンのライフストーリーについてドキュメンタリーが製作中との事。



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