手編みのニットという言葉を想像すると、孫の為に靴下を編んでいる老女や何か家庭的で
暖かい可愛らしい雰囲気をイメージするかもしれないが
最近になってロンドンでは手編みのニットは
グラフィティアートの表現になってしまったというカルチャーを紹介したいと思う。
イギリスで活躍している“Knit The City”(ニット・ザ・シティー)という団体は
ロンドンを中心に都市部のスタチューや電話ボックス、木、道路標識などの
ストリートのシンボルをカラフルな編み物で飾っているというカルチャー。
では、手編みニットで彼らはどのようにアートを表現しているのか。
まず、自然史博物館の前に座っているチャールズ・ダーウィンの銅像は、巨大なオレンジ色のイカで飾られている。
ビッグ・ベンの前に立っているアイコニックな赤い電話ボックスは暖かいセーターを着ている。
ロンドンで一番大きい映画館の前の木は、不思議の国のアリスのキャラクターが置かれている。
しかし、いったい彼らは何故このようなアート活動を作っているのだろうか?
ニット・ザ・シティーのメンバーのDeadly Knitshade(デッドリー・ニットシェード)によると
このニットアートは、とくべつ深い意味はもたないと話している。
しかしアートという物は人々にとって重要で社会に対してメッセージを発信しているが
この団体の目標は、カラフルな手編みニットグラフィティーで街中をきれいに装飾し
人々を楽しませる事を一番の目的だと語っている。
また、ゲリラニットアートで世界を征服したいとの目論見もあるようだ。
☆ニット・ザ・シティー作品紹介☆
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