忘れ去られたヒッピーカルチャーが今尚残る街
メキシコの首都、メキシコシティーから飛行機で1時間ほどで着く
かつては、ヒッピーの楽園として知られた
このメキシコの片田舎に存在する海沿いの街
プエルト・エスコンディード。
突き刺すような強烈な日差しと、カラッとした天気とは裏腹に
湿気をジットリと帯びたいかにも熱帯地域的な特有気候。
アメリカのウェエストコーストからつながる、PCH(パシフィックコーストハイウェイ)沿いに
広がる常夏のレイドバックビーチ、アメリカのウェストコーストのビーチとは
全く違った表情を見せている、メキシコのローカルビーチタウン。
しかし、この土地を使用したハリウッド映画が公開されてからは
知る人ぞ知る、人気のビーチリゾートになり
アメリカやヨーロッパから多くの観光客が訪れるようになった。
また、それに伴って世界中から有名サーファーがいい波を求めてくる
サーフィン天国という側面もある。
しかし、そんなプエルト・エスコンディードにも
今尚ヒッピーライフを楽しみながら、アートをライフワークにしながら生活している
アーティストも少数ながら存在している。
メキシコ先住民をテーマとして扱ったアートや
石像や針金を利用したユニークな生物をモデルとした
アートをつくる現役ヒッピーライフの老人など
何をするわけでもなく、ただビーチでチルアウトしている
現地定住者も多く見られる。
イタリアからの移民も多く、レストラン経営者や
現地に住み込み、地元の人間と結婚して定住している人も増えている。
ここでは、時間の流れが
とてもゆっくりに感じられる感覚を覚える事がある
かつて沢山のヒッピーを集めた街の魅力なのでしょう。
一見町並みは、リゾート開発された感もあるが
少し街を離れると、まだまだ未開発の昔のままのプエルト・エスコンディードに出会える。
リゾートホテル街から、少し離れてみると
一泊7ドルから宿泊できるような簡易モーテルのような所も
まだまだ健在で、バックパッカーにはとても優しいライフスタイルが送る事ができる。
若者が集まるようなクラブやBARもいくつかあり
ローカルが集まる場所とツーリストが集まる場所は、店によって異なる。
メキシコのローカルだからと言って、やはり夜間は
危険な場所もあり、著者もBARにてギャングの同士小競り合いから
発砲事件になった場所に居合わせてしまった経験もある。
最後に、この街の醍醐味は
さらにディープなエリアに入ると
まだまだメキシコの先住民族のカルチャーが色濃く残るエリアも存在していて
それらを、垣間見れるカルチャーはとても貴重である。
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