カルチャー

ワイルド・スタイルを撮影した映画監督:ジョン&チャーリー・エーハンの紹介

チャーリー・エーハン

ジョン・エーハン(John Ahearn)&チャーリー・エーハン(Charlie Ahearn)のプロフィール


ジョン&チャーリー・エーハンと言えば、ヒスパニック文化とヒップホップとルーツにした作品を作り映画『ワイルドスタイル』を撮影した双子の映画監督として有名だ。

しかし、実は彼らはワイルドスタイル以外にも、他の素晴らしい映画作品を撮影していたり、またアーティストとしてスカルプティング作品を作っていたりとマルチな才能溢れる監督として知られている。


チャーリー・エーハンチャーリー・エーハン

ジョン・エーハンのキャリア


ジョン・エーハンビングハンプトンで生まれ。ニューヨークのコーネル大学でアートを学ぶ。その後、ブロンクスに移住した。

元々は、ペインティング系の現代アーティストだったジョンは、自分がアートを教えている生徒のアイデアにより、ブロンクスやハーレムに住んでいる自分の友人や近所の人を中心に「街に暮らす人々をモチーフに石膏像を作るアーティスト」として頭角を表していった。


彼の作品のモチーフになったのは、ブロンクスの近所に暮らす、労働者階級の人達がモデルになった。彼のスカルプチャー作品は、1980年に初めてギャラリーで展示された。



ジョン・エーハン アート作品ジョン・エーハン アート作品



チャーリー・エーハンのキャリア


ニューヨークにある近代・現代美術館のホイットニー美術館で行なわれているアーティスト・プログラムに参加する為、1973年ニューヨークへと移住した。

1979年には、『ワイルド・スタイル』を撮影する直前に製作さらた、スーパー8で撮影したヒップホップ・カンフー映画の『ザ・デッドリー・アート・オブ・サバイバル』(護身術映画)を監督している。

1980年から、ファブ・ファイヴ・フレディと共に伝説のヒップホップ映画、『ワイルド・スタイル』を撮影する。





チャーリー・エーハンの作品:DOIN’ TIME IN TIMES SQUARE(実録タイムズ・スクエア)


この他にも、1981年から1983年まで撮影が行なわれていた映画『ワイルド・スタイル』撮影中に彼が住んでいたタイムズ・スクエア付近をHi8で撮影した映像を集めた作品をリリースしている。
当時のタイムズ・スクエア付近は、現在の綺麗な雰囲気から想像もつかないくらい荒れたエリアだった。

ワイルドスタイルからも分かるように、当時のニューヨークという場所からヒップホップカルチャーが生み出された行き所のないパワーを感じる街を映し出す。





ジョン・エーハン&チャーリー・エーハンの作品紹介