ストリートアートティスト Pez(ぺズ)のインタビュー
今回のインタビューはスペインのバルセロナで活躍しているストリートアートティストのPez(ぺズ)にインタビューを紹介します。
Pez(ぺズ)と言えば、アパレルブランドとのコラボレーションや、デザイナーズトイメーカーのキッドロボットとのコラボレーションを果たしたアーティストです。彼のアート作品に対する思い入れやアーティストとしての考えを垣間見れる貴重なインタビューになりました。
それでは、どうぞ。
Pez(ぺズ)のインタビュー
Masa:
グラフィティーを書き始めたきっかけは?
Pez:
2歳の時に自分の家の中の壁に描き始めたんだ。
その後アートの世界に引き込まれていって、1999年に初めてストリートでグラフィティを描き始めた。
当時は、仲間と一緒に自分のアートを世の中にシェアする欲求を強く感じていたから
グラフィティーアート作品を作りたくてたまらなかったよ。
Masa:
学校や大学でアートを学んでいたんでしょうか?
Pez:
学校などには通ってないよ。全て独学だね。
ストリートでアートのスキルを上達させたんだ。
Masa:
あなたのアートのロゴには「魚」がモチーフにされていますね。
このモチーフには、どんな意味が込められているのでしょうか?
Pez:
この「魚」のモチーフには、当然意味があるんだ。
コンセプトとしては、「幸せ」、「心地良い感じ」、「表現するの自由」という意味が含まれているよ。
Masa:
過去のギャラリー展示やイベントについて教えて下さい。
Pez:
コロンビアのボゴタや、ロンドン、パリ、オスロやバルセロナなどの国々で展示やイベントを行ってきたね。
いつか日本に行く機会があるのかな・・・?
Masa:
最近、キッドロボット(Fatcap)やEcko(時計)などのブランドとコラボレーションを行っていますよね。
今後、他のブランドとのコラボレーションの予定はありますか?
Pez:
そうだね。自分の好きなブランドと一緒にコラボレーションする機会があればやってみたいね。
キッドロボットとEckoが連絡をくれた時は、正直ビックリしたけど、今までのストリートでの活動の努力が実った感じだったね。
やっと認められる事が出来たんだからね。
今、Play by Playというブランドと共に自分のぬいぐるみのシリーズを製作しているんだ。
このプロジェクトでは、3つのキャラクターをデザインしたんだ。
後は、Bucketfeetというブランドのために靴をデザインしている。
これはチャリティーのブランドで、そのお金は様々なチャリティー組織の寄付になる素晴らしいプロジェクトなんだ。
Masa:
あなたはよくコロンビアなどの南米諸国で活動していると思いますが
南米のグラフィティーカルチャーとヨーロッパのグラフィティーカルチャーには、どんな違いがありますか?
Pez:
南米のグラフィティーカルチャーとヨーロッパのグラフィティーカルチャーを比較する少し違いはあるね。
南米のグラフィティーの方が、アメリカのグラフィティーカルチャーに近いと思う。
しかし、南米は南米で、ミューラルアートムーブメントに影響されている作品が多い。
ヨーロッパではスプレー缶が高くてね。アーティスト達は、アートツールを購入する資金が少ないので
他のメディアを使ってミックスして作っているね。
スプレー缶以外にも、ペンキや他のマテリアルを使って色を混ぜながら作っている感じだね。
Masa:
日本に行った事はありますか?日本にアートシーンについては、どう思いますか?
Pez:
2008年に東京に行ったよ。東京が大好きなんだ。食べ物が美味しいし、音楽はカッコいいし、人も優しいし。
日本のアーティストは、本当に上手だと思うよ。
Masa:
現在、どんなアートプロジェクトを進めているんでしょうか?
Pez:
今、限定スクリーンプリントシリーズを用意しているんだ。
そして、やっぱり・・・・。 いつも通りにストリートアートを描く為の新しい壁を探しているね。
Masa:
これからの予定は?
Pez:
描いて、書いて、デザインする。それだけだね。
Masa:
ストリート・スタイル・マガジンの読者へのメッセージがありますか?
Pez:
インタビューを見てくれてありがとう!
私が言いたい事は、行政の人達がいくら厳しいルールを作って壁を掃除しても
グラフィティーの世界は死なない!そう思っているよ。
ありがとう。
Pez ウェブ情報
Pez ウェブサイト:http://www.el-pez.com/ facebook:http://www.facebook.com/elpezcollections Twitter:https://twitter.com/PezBarcelona
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