フランス人のストリートアーティスト JR
ストリートアーティストのJRとは?
JRという人物は、フランス出身で世界中で活躍しているストリートアーティスト。
さらに、ストリートアート以外にも、フォトグラファーとしても活動してしている。
彼の実名は未だ不明である。
彼の作品に代表されるスタイルは、大型の白黒写真を街の壁やビルの表面に貼る事である。
JRによると、「ストリートは世界の一番広い美術館」だと話している。
彼はストリートを使って、美術館に行かない人々にアートを紹介したいと言っていた。
JRのテーマは、「自由」、「言質」、「アイデンティティー」と「限界」という概念である。
ストリートアーティスト JRのルーツ
JRは、若い頃、パリの地下鉄でカメラを拾った。
その後、ヨーロッパ中を旅して、様々なストリートアーティストに会って、その人物写真を撮影した。
パリに帰ってきてから、この写真をビルの表面や壁や屋根に貼った。
JRが行ったアートプロジェクト
2004年から2006年まで、JRはパリの団地に住んでいる若者の写真を撮影して
パリの高級エリアのストリートに出展した。
最初は、このプロジェクトはグラフィティと同様に不法律であったが、パリの市会は結局、彼に許可を与えた。
2008年に、Women Are Heroesというプロジェクトを始めた。
女性の戦争犠牲者をリスペクトする為に、女性の人物写真をパリのストリートに出展した。
2008年以来、様々な国にこのテーマを展示している。
2008年に、ブラジルのリオのFavela Morro da Providenciaというファヴェーラ(ゲットー)でプロジェクトを行った。
このファヴェーラは、ギャングとドラッグディーラーの生活圏であり
通常は危険で、メディアとジャーナリストは入れない。タクシーさえも入る事を断るようなエリア。
![Brazil Favela](https://st-style.com/wp-content/uploads/2011/05/Brazil-Favela-300x199.jpg)
しかし、JRは自身で車を運転しファヴェーラまで向かった。そこでローカルの住民の許可をもらって
作品に使う為の人物写真を撮影した。
ファヴェーラの住民の顔を見せるために、家や小屋の表面に写真を貼っていった。
2009年に、The Wrinkles of the City(街の皺)という展覧を行った。
スペインのカルタヘナ(Cartagena)という街の高齢者の皺を撮影して
この歴史的な街の古いビルの表面に写真を貼った。
人間の歴史と街の歴史の関係を見せようとした作品だ。
2010年に、The Wrinkles of the Cityという展示は、中国の北京にも行われた。
JR制作のアート映画
2010年に、JRはWomen Are Heroesというプロジェクトについて、ドキュメンタリーを作った。
このドキュメンタリーは、撮影した女性のインタビューや写真の撮影や、写真を貼る事も含んでいる。
このムービーは、2010年のカンヌ国際映画祭でも上映された。
ストリートアーティスト JRの作品紹介
Francois Hebel (著)
Pyramyd (2011/6/6)
売上ランキング: 145,351
Pyramyd (2011/6/6)
売上ランキング: 145,351
Magda Danysz (はしがき)
Drago Arts & Communication (2011/05)
Drago Arts & Communication (2011/05)
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