ストリートフォトグラファーデニス・ダールザック(Denis Darzacq)の紹介。
フランス出身のDenis Darzacqは、元々映画のセットを撮影するフォトグラファーであったが
自身の撮影する写真のテーマをフランスの貧しいエリア(プロジェクト)に住んでいる若者に向ける事で
世間に広く知られるようになった。
Denis Darzacqは、1986年にアート大学を卒業し、すぐフォトグラファーとして映画関係の仕事をスタートさせた。
その経歴は、1989年から多くの高級雑誌や新聞に写真が掲載されてた事で確認できる。
1994年に初めてギャラリー展示を開き、それ以来世界中で作品を展示している。
1999年には、フランス政府の文部省に依頼を受けフランスの若者をフォーカスした写真集を制作。
彼の一番知られている作品は、2006年に発表した「La Chute」(「落下」)というコレクションかもしれない。
2005年に起こったパリのライオットに影響され、「La Chute」は空から落ちている人のイメージで
フランス人の若者の”風前の灯”の状態を表現している。
普通のカメラを使い、フォトショップなどの画像編集ソフトを使わず、自然なポーズを撮る事が出来た。
フランスは一般的にまだ、高級でロマンチックなイメージがあるが、現実は全く違う。
貧しいエリアに住んでいる若者は、社会からドロップアウトしている。
これらの写真を撮る為に、ヒップホップダンスショーを見に行き
ストリートで練習しているダンサーを話しかけ、コラボレーションを頼んだ。
そして、パリのローカルストリートのビルの前でダンサーを自然に躍らせた。
パワフルでアクティブなストリートダンスをしながら、彼の表す”落ちている瞬間”を撮影する事ができた。
撮影されたダンサーは、この作品をとても誇っているという。
パリのプロジェクトや貧しいエリアをレプレゼントする事が出来たし
このエリアに住んでいる若者の才能やエネルギーも見せたかったと語った。
この写真のお陰で、Denis Darzacqは様々な賞を受賞し写真集も出版した。
現在、彼は、このテーマを続けて撮影していて、他のフランスの都市でストリート系写真を撮影している。
2007年から2009年まで、「Hyper」という写真集を作った。
この作品も同様にフランスのストリートのスーパーの前でストリートのダンサーを撮影した。
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