世界中で人気のスポーツと言えばまず、上げられるのがサッカー。
特にワールドカップとなれば世界各国の国民が一丸となって自国を応援する国を挙げての大イベントである。
そのワールドカップの中でも、ほとんど話題に上げられる事がない
ホームレスの為のワールドカップ行事が行われている。
今回の記事は、そのホームレスワールドカップについて紹介していきたい。
この大会は、サッカーを通してホームレスになってしまった生活を終える為のプロジェクトとしてスタートした。
最初の大会は、2003年に、オーストリアのグラッツ市で開かれ
それ以来、世界中のホームレスの人が一緒にサッカー試合で戦い、新しいライフスキルを学習したり
自分自身への自尊心の回復の機会を得ている。
このトーナメントは、スコットランド人のMel Youngという男性によって設立された。
実は彼、ホームレスによって販売されている”The Big Issue”という雑誌の設立者でもある。
彼によって作られたこの大会の理由、それはサッカーは世界の共通語とも言えるスポーツだし
一番、分かりやすく、いいコミュニケーションツールなると考えてスタートさせたと語っている。
トーナメントに参加する選手にとっては、このイベントは、とても大きい影響と意味がある。
ホームレスワールドカップのウェブサイトによって、70%の選手は
自分の人生をポジティブに変える事に成功するという。
また毎年、ホームレスワールドカップは徐々に大きくなっている。
人気になると共に、サイドビジネスも増えてきて、ブラジルのサンパウロでは
ブラジルのサッカーシャツをリサイクルしサポーターのウィッグを作っている。
そして店を作り10人のホームレスの雇用を確保している。
2006年には、当年のホームレスワールドカップはKicking Itというドキュメンタリーの本論になった。
このドキュメンタリーは2008年のサンダンス映画祭で発表された。
☆ホームレスワールドカップ映像作品☆
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