カルチャー

アメリカのヒスパニック(チカーノ)パワーとメディアとメインストリーム

ロサンゼルスのチカーノパワー

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アメリカのヒスパニック・(チカーノ)メディアについて


当サイトでも度々紹介しているチカーノアートが生み出されていた当時のアメリカにおいて、彼らの存在はマイノリティーと言われ、各エリアで独自のコミュニティーを作っていた時代でした。
しかし、時代は変ってチカーノ達の人口増加にともなって、主流のメディア(音楽、テレビ、ラジオ、雑誌)においても、彼らのカルチャーが認められ、もはやアメリカでは、彼らに対してマイノリティーという言葉は使えなくなってきたように思います。


ロサンゼルスのチカーノパワーロサンゼルスのチカーノパワー




またヒスパニック・ラテン系の人を対象にしたメディアも多くなってきています。

特にウェストコーストとイーストコーストには、様々なラテン系ルーツの人々が生活していて、歴史的に大きなバリオを形成している。

そのヒスパニックのマイノリティーメディアの中でも
ローカルなラジオやラテン音楽番組など、その地方でしか聞けないような非常にニッチで興味深い番組も多い。


身近な例としては、あの有名な音楽番組のMTVのラテンバージョン

www.mtvla.com

日本ではケーブルテレビでも放送されないような
チカーノ系アーティストのプロモーションビデオなどもよく流れていますね。


ラジオではラテンアーティストのFMラジオ番組:Latino 96.3など

http://www.latino963.com/

チカーノローカル音楽ラジオ


近年の特にロサンゼルスにおいては、メキシコ系の移民やエルサルバドル、グアテマラなどのラティーノを
中心としたヒスパニックを対象としたラテンマーケティング等というビジネス用語も出てきており
携帯電話などのインフラサービスや、低価格のプランなどを売りにしているキャリアが増えてきています。

今後ますます増える、ヒスパニック系の人々によるパワーは
もはやアメリカ国内ではマイノリティーカルチャーではないでしょう。