アート

スケボー・ヒップホップカルチャーのフォトグラファー:グレン・フリードマン(Glen E. Friedman)

グレン・フリードマン(Glen E. Friedman)

ヒップホップカルチャーとスケボーカルチャー専門のフォトグラファーとして活躍する:グレン・フリードマン(Glen E. Friedman)

 
グレン・フリードマンとは?
グレン・フリードマン(Glen E. Friedman) は、ストリートカルチャー専門のフォトグラファーとして活動しているアメリカ人。
主に、スケートボードカルチャーとヒップホップカルチャーを専門とするフォトグラファーで、彼の作品は、様々なストリートカルチャー写真集や、アルバムカバー、雑誌に掲載されている。そして、彼の写真作品は、世界中の美術館で展示されている。
彼は、ストリートカルチャーフォトグラファーの世界は、とても重要な役割をしている人物である。
 
グレン・フリードマン(Glen E. Friedman)グレン・フリードマン(Glen E. Friedman)
 

グレン・フリードマンのフォトグラファーとしてのストーリー

 
グレン・フリードマンは、1962年にノースカロライナ州で生まれた。
10代の頃は、ロサンゼルスのスケートボードシーンに入りこみ、毎日のようにロサンゼルスの「ドッグタウン」というエリアで友人達と共にスケートボードを練習していた。彼の友達の写真はよくスケートボード専門雑誌に掲載されていたが、自分ならもっといい写真を撮る事が出来ると思った事から
自らスケートボードをテーマにした写真を撮影し始めた。

1976年に、友達と共に使わなくなったプールに行き、そこで写真の撮影を行った。
グレン・フリードマンは、その時に撮影した写真を「SkateBoarder」という雑誌のスタッフに見せた。
「SkateBoarder」のフォトグラファーは関心して、編集者の連絡先を渡した。
それがきっかけで、14歳のグレン・フリードマンは、雑誌 「SkateBoarder」のスタッフメンバーになった。

1980年代の前半には、グレン・フリードマンはパンクミュージックに夢中になり、ライブを頻繁に見に行くようになった。
ライブ見にいく度に、多くの写真を撮影したり、バンドのマネジャーやプロモーターと交流を深めていった。
彼の写真のお陰で、多くの80年代のパンクバンドは有名になっていった。

1980年代の中期には、Def Jam Recordsに入ったグレン・フリードマンは、Run DMCやPublic Enemy、Beastie Boysや、Ice-T、L.L. Cool Jなどの大物ヒップホップグループをプロモーションし始めた。
彼の撮影するドキュメンタリータッチの写真のおかげも手伝って、アンダーグラウンドで活躍していたヒップホップグループは
メインストリームのミュージックファンに知られるようになり、支持されるようになっていった。


現在、美術的な撮影を集中しているグレン・フリードマンだが
最近はシェパード・フェアリーというストリートアーティストとコラボレーションして、限定プリントを作っている。





グレン・フリードマンの写真集

 
1982年に、グレン・フリードマンは初めて写真集を出版した。
写真集のような感じではなく 「パンク世界の写真雑誌」のようなものであったが「My Rules」という名前を付けて自費出版した。
トータルで一万枚を販売した作品になった。

1994年に、続いて「Fuck You Heroes」という本を出版した。
スケートボードシーンや、パンク、ヒップホップシーンのパイオニア達を中心に撮影した写真集である。
1996年には「Fuck You Too」という続編も出版している。

続いて、1998年には「The Idealist」という本を出版した。
フォトグラファーとしての集大成としてリリースした本作品は、彼撮影した25年間分の写真を集めた写真集であった。

2000年に「DogTown-The Legend of the Z-Boys」という本を出版した。
「Z-Boys」といパイオニアスケートボードチームを中心にした写真集である。

この本のストーリーはドキュメンタリー映画になった。
「Dogtown and Z-Boys」というドキュメンタリーは2001年に公開され、サンダンス映画祭で賞を受賞した。

2005年にも、「Recognize」という本を出版し、2007年にも「Keep Your Eyes Open」という本を出版した。
 
 
 

グレン・フリードマンの作品紹介