Sound Zero
ベルベット・アンダーグラウンドの歌にこんな詞がある。「わたしはあなたの鏡になる。あなたの本当の姿を映してあげる。あなたにもわかるように」。ベル ベット・アンダーグラウンドとウォーホルの合作ジャケットで幕を開ける『Sound Zero』は、サイケデリックが爆発した70年代からグラフィティやヒップホップ、スケートパンクの登場する80年代以降までをたどりながら、ポップアー トとポップミュージックの親密で、ときに模倣しあう関係を探っている。ポップスのシンプルで直接的なコミュニケーションやカラフルで明快な雰囲気にはじま り、サイケデリックの過剰なまでの交響的カオス、そしてストリートを舞台とするアーティストやミュージシャンの借用的なリミックス作品まで、ポップアート とポップミュージックはまちがいなく互いに結び付き、影響を与え合っている。
『Sound Zero』は、絵画、写真、オブジェクト、インスタレーション、グラフィック、プラカード、ビデオのほか
パラレルワールドのように展開するレコードジャ ケットやポスター、パフォーマンスなどの
100点を超えるカラー図版を通じて、そうした関連性を追っている。
ロバート・ラウシェンバーグ、レイモンド・ペ ティボン、リチャード・ハミルトン、ジャン・ミッシェル・バスキア
キース・ヘリング、クリス・ヨハンソン、バリー・マッギー、アリ・マルコポロスの作品 を紹介。
アーロン・ローズのインタビューのほか、ポップやサイケデリック
ストリートアートの動向をポップミュージックの歴史に照らした年表も収録してい る。
Sound Sound Zero Zero ウォーホル キース・ヘリング クリス・ヨハンソン サイケデリック ジャン・ミッシェル・バスキア バリー・マッギー ポップアート リチャード・ハミルトン レイモンド・ペ ティボン ロバート・ラウシェンバーグ
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