ブラジルのサーフィングドキュメンタリー:リオ・ブレイクス
今回はブラジルのサーフドキュメンタリーの紹介。Rio Breaksは、2011年に封切られたサーフドキュメンタリー。
リオデジャネイロのファヴェーラ・ド・パヴァオという
ファヴェーラ(ブラジルのゲットー)が舞台で二人の若い男性のサーフィンを中心としたライフストーリーである。
ファヴェーラ・ド・パヴァオは、リオの中でも、一際貧しいエリアの一つである。
ドラッグギャング活動の影響により、殺人事件が多く
貧しい少年は学校へ通わず、ギャングに入る。
しかし、サーフィンで有名になり成功する事が出来れば
若者にとって、ファヴェーラから脱出できる道の一つになる。
このドキュメンタリーの主人公の二人(ファビオ君とナーマ君)は
「リオ・サーフ・クラブ」のメンバーである。
リオ・サーフ・クラブとは、1988年に元ファヴェーラ出身のプロサーファーによって設立されたNGO(非政府組織)である。
寄付やビジネススポンサーによって助けれて、サーフィンのコーチはボランティアだ。
リオ・サーフ・クラブに入る子供は、学校へ通わなければならないし
ギャング活動に参加しない事を約束しなければならない。
この組織は、設立以来、多くの貧しい子供達にポジティブな気持ちを起させ
彼らの世界観を変える事に成功している。
この主人公のファビオとナーマの夢は、プロサーファーになる事で
プロサーファーになれば、スポンサーから資金を提供してもらえるし
ファヴェーラから出る事が出来て自分達の愛する家族をサポートする事ができる。
この二人は毎日のようにビーチに行き、サーフィンしトーナメントの為にトレーニングを行っている。
しかし、現実は厳しくプロサーファーになるに、かなりのトレーニング量をこなす必要があり、時間もかかる。
その為に、日々ギャング生活の誘惑にも負けそうになるなど。
ファヴェーラ出身の彼らならではの、過酷なライフスタイルを描いている。
Rio Breaksは、ファビオとナーマのストーリーを中心しているが
ブラジルの貧窮問題と社会問題も同時に描いている。
今現在では、リオ・サーフ・クラブなどのNGOのお陰も手伝って
少しずつファヴェーラの子供達にとって、明るい将来が見えてきたようです。
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Rio Breaks の紹介
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