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南アフリカに作られたスケートボードコミュニティー
南アフリカの新種隔離制度(アパルトヘイト)は1990年代に終わり告げたが貧富の差はまだ止まること無く広がり続けていて、この先も南アフリカの大きな問題として残り続けている。
特に南部のローカルエリアに住んでいるズールー族にとっては
健康や視力などの医療面と教育の問題が山積み状態にある。
8年前、ダーバン市の郊外には、インディゴスケートキャンプというプロジェクトが設立された。
このキャンプの設立者は、Dallas Oberholzerという男性であった。
彼は、元々スケートボード選手で、カナダからアルゼンチンまで旅行する最中にこのプランが頭に浮かんだ。
旅の最中で、沢山のスケートボード選手からのリスペクトとコミュニティーの暖かさを経験し
自身でもこのようなフレンドリーなスケートボードコミュニティー村を作りたいと思い立ち上がった。
沢山の若者と子供をスケートボードカルチャーを通して
自分自身や、自己表現そして自己実現などのスキルを教えたいという願望があった。
その後、NPOとスケートボード会社にスポンサーシップをもらいインディゴスケートキャンプが生まれた。
インディゴスケートキャンプは、ダーバン市の近くのIsithumbaという村で作られた。
Isithumbaはズールー族の村で、緑色の山脈に囲まれた美しい村。
この村の住民は、都会の人と比べると貧しく、若者に対する教育やスポーツに接する機会も少ない。
その事を考えた結果、このプロジェクトでローカルな若者にスケートボードというスポーツを紹介しているだけではなく
この村が観光スポットになると共に、ビジネスのノウハウを得たり、英語を学習できるチャンスを得て
世界中の人達に会う事ができるという、とても大切な機会を与えることになった。
インディゴスケートキャンプは、スケートパークだけではなく、他のレッスンやワークショップも開いている。
エコロジーや栄養学、アフリカンカルチャーや、ダンスも教えられている。
それに、南アフリカの都会や、海外からのボランティアスタッフも来る事から
カルチャーエクスチェンジも起こっている。
2010年には、スケートボード界の伝説トニー・ホーク(Tony Hawk)が訪問しとても感動した。
ツイッターなどのソーシャルメディアに写真をアップし、ローカルな子供の写真は世界中のスケートファンに届けられた。
このプロジェクトは徐々に成功に兆しをみせていて、もう一つのスケートパークが建設される予定になっている。
インディゴスケートキャンプは、LaureusというNPOにサポートされている。
Laureusは、世界中のスポーツプロジェクトを創立している。
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