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ブレイクダンス・プロジェクト・ウガンダ
「ブレイクダンス・プロジェクト・ウガンダ」とは、2006年に設立された非営利組織である。
ウガンダのカンパラ市(首都)を中心に活動している同組織は、貧しい若者たちにブレイクダンスを通して様々なスキルを教える目的で作られた。
ウガンダの社会問題と現状
アフリカにあるウガンダという国は、「世界銀行」(World Bank)によると、人口の約の30%の国民が貧困ラインで生活している。
それ加えてに、内戦に伴う貧困問題から、若者と子供が全体の人口比率に対して多い。現在、国民の49%が14歳以下だ。
そして、14歳から24歳の若者の中うち、83%が無職の状態である。
この問題に着目した、ブレイクダンス・プロジェクト・ウガンダという組織は
チャンスの少ない若者にポジティブな経験を与えるべく、プロジェクトをスタートした。
ブレイクダンス・プロジェクト・ウガンダは、誰でも新しいスキルを学ぶことが出来、誰でも新しいスキルを教えることができる、というコンセプトで運営されている。
ブレイクダンス・プロジェクト・ウガンダの目標
ヒップホップダンスとカルチャーを通して、ウガンダの様々な民族や宗教、それぞれの社会階級からの出身者の人々を互いに認め合い、統合させる目標がある。
ブレイクダンス・プロジェクト・ウガンダの主な活動内容としては、ダンスクラスは勿論、他の教育、パフォーマンスのクラスなども行っている。
そして、ウガンダのローカルで活動している、ミュージシャンや、アーティスト、ダンサー達を国際的に活躍できるアーティストとしてのコネクションを作る目標もある。
初めてのワークショップには、3人の生徒しか参加者がいなかったが、現在では、1,000人の参加者いる。
ブレイクダンサーとして、世界的に有名な、ロック・ステディー・クルーの「クレイジー・レッグズ」というダンサーは、同プロジェクトで、ブレイクダンスのレッスンをした。
現在では、このプロジェクトの講師たち全員、元同プロジェクトの生徒で運営されているほど、成長を見せている。
Bouncing Cats(バウンシング・キャッツ):2010年のドキュメンタリー
2010年に、ブレイクダンス・プロジェクト・ウガンダのドキュメンタリー映画が公開された。
本作品では、ロック・ステディー・クルーのクレイジー・レッグズの活動をクローズアップ、ブレイクダンス・プロジェクト・ウガンダのストーリーも語られている。
この映画は、様々なインディーズ映画祭に出品され、様々な映画賞を受賞した。
バウンシング・キャッツにはCommon Sense(コモン・センス)というラッパーがナレーターとして出演している。
そして、ブラック・アイド・ピーズのWill.I.amとラッパーのMos Def(モスデフ)とのインタビューも出る。
URL:ブレイクダンス・プロジェクト・ウガンダ
バウンシング・キャッツ映画: www.bouncingcats.com
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