カルチャー

シカゴのストリートライフを中心にしたドキュメンタリー映画:The Interrupters

The Interrupters

The Interrupters:シカゴのストリートドキュメンタリー・The Interrupters(ゼィ・インタラプターズ)

The Interrupters(ゼィ・インタラプターズ)とは、シカゴのストリートライフをドキュメントした
2011年に封切られたドキュメンタリー映画である。

Steve James(スティーヴ・ジェイムズ)氏に監督された本作品は
2011年のサンダンス映画祭で上映され、他の映画祭でも様々な賞を受賞している。

また、同映画監督のSteve James(スティーヴ・ジェイムズ)は
Hoop Dreamsというバスケットボールドキュメンタリーも作っている。



The InterruptersThe Interrupters





このドキュメンタリーは、アメリカのシカゴ市
CeaseFire(シースファイア)という組織を追ったドキュメンタリーである。

シースファイアとは、元ギャングメンバーなどで構成された団体で
主に、ガーディアンエンジェルスのような役割をする。
喧嘩や争いを未然に防ぐ事を目的として活動している。


シースファイアは、1995年に設立され、シカゴの最も危険なエリアで活動していた。

シカゴでは、殺人事件が多く、暴力事件が毎日のように発生する。
若者の同士の小競り合いから、よく殺人事件に発展してしまう事も多い。

シースファイアは、この日常的に慢性化した暴力事件を減らすべく
元ギャングメンバーであったタフな人達をコミュニティー内に集めて
大きな事件に発展しそうな喧嘩などがあれば、その喧嘩を仲裁してもらうようにしていった。


元ギャングメンバーは、地元の若者たちに警察よりもリスペクトされている為に
彼らのアドバイスや意見には、耳を傾ける事が多いという。

若者達に新しいコミュニケーションの方法を教えて、暴力を未然に防ぐという試みがされている。
シースファイアが設立されて以来、シカゴの殺人事件が激減していった。


The Interruptersには、同団体の三人のメンバーが出演する。
約一年間ほど、彼らの活動や、貧しいエリアに住んでいる人々の生活に密着し
シースファイアの貴重な活動を見せてくれる。




The Interruptersのトレーラー