フランスで活躍するストリートアーティスト:ZEVS(ゼウス)の紹介
ゼウスとは、1990年代からストリートアート界で活躍しているフランス人のアーティストである。
彼の本名など伏せられているが、フランスを代表するストリートアーティストのInvaderや、Andreなどのストリートアートパイオニアと共にストリートアートを制作をしていた。
Zevsのストリートアート
1990年代の後半、Zevsの作品に注目が集まったのは、ある作品のシリーズを作り始めてからだ。
この作品は、人間のシルエットのようなグラフィティアートシリーズ。
その後まもなく、Zevsは、大手企業の広告看板をグラフィティで攻撃し始めた。
看板に載っているモデルの目の間にペンキの「爆弾」を塗りたくった。
彼の行なった、このアート宣伝キャンペーンは、アート界の中では人気があったが
一般の人からは、ただの破壊だという意見も多かった。
2002年には、「ヴィジュアル誘拐」というキャンペーンを始めた。
ベルリンの賑やかの広場にあった看板の写真のモデルの絵を切り抜いた。
このように、Zevsは大企業や、有名なブランドの大々的な宣伝広告の行為に対して反逆行為を繰り返していた。
またZevsは、広告のモデルの絵を切り取り、会社に身代金要求を送る行為を繰り返していた。
彼の「ヴィジュアル誘拐」キャンペーンは、美術愛好家達に人気があった。
Zevsのギャラリー展示
2008年に、Zevsは初めて美術館で作品を展示した。
デンマークのコペンハーゲンのギャラリーでは、有名な美術作家と並んで作品を展示した。
2009年には、香港のギャラリーで初めてのソロ展示を開いた。
この展示は、「リクイデーテッド・ロゴズ」と呼ばれ
多くの有名な(ファッション)ブランドネームのロゴを垂れたペンキで塗り変えた。
2011年には、ニューヨークで「リクイデーテッド・バージョン」という展示を開いた。
Coca Colaや、Louis Vuittonなどのブランドロゴを反宣伝アートに変えた。
ZEVS(ゼウス)の作品が紹介されているアートブック
Guerilla Art
posted at 2012.6.20
Sebastian Peiter,Goetz Werner
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