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80年代のニューヨークストリートカルチャー・アートシーンを代表する映画 : ダウンタウン81

ダウンタウン81

ニューヨークのストリートアートカルチャーを題材にした・ダウンタウン81

 
ダウンタウン81は、1980年代の前半のニューヨークのストリートカルチャーを中心にした映画である。
ジャン=ミシェル・バスキアや、リー・キニョネス、ファブ・ファイヴ・フレディーなどの
当時のアンダーグラウンドアーティストが出演する。

ダウンタウン81は、1980年と1981年に撮影された映画で、エド・バートリオというディレクターによって監督された。

元々、この映画は、「ニュー・ヨーク・ビート」という名前が付いていた。
しかし、映画のプロダクションが終了する前に、資金難でプロジェクトが打ち切られてしまった。
結局、その後の2000年に、「ダウンタウン81」という名前に映画タイトルが変更され
別のプロダクション会社によって公開された。
2000年のカンヌ映画祭で初めて上映され、多くの良いレビューを受けた映画である。

 
 
ダウンタウン81ダウンタウン81
 
 
ニュー・ヨーク・ビートニュー・ヨーク・ビート
 
 







ダウンタウン81のストーリーと制作の背景

 
ダウンタウン81のストーリーは、半分は妄想で半分はリアルな話だと言われている。
映画の主人公は、当時の若いジャン=ミシェル・バスキアで
彼のニューヨーク生活で起こった様々な体験談を語っているストーリー。
彼はニューヨーク中を歩き回り、会う人、会う人々にアート作品を売ろうとしている。

色々な面白い人物達に出会い、徐々にニューヨークのグラフィティーアートや
アンダーグラウンドカルチャーに入り込むようになる。

映画のストリーでは、バスキアのキャラクターは貧しくホームレスの人物を演じているが
その当時のバスキア自身もホームレス状態であった。
彼はペンキなどのアートを作る為のグッツを買うお金すらなかった事から、映画のプロダクション会社にアートで使用するグッツを買ってもらい、映画を撮影しながら絵を描いていたようだ。
それに、寝る場所がなかったから、彼はプロダクションの事務所の床で寝泊りしながら映画を撮影していたというハングリーぶり。



ダウンタウン81の映画のレビューまとめ

 
ダウンタウン81はただのインディーズのアート映画ではない。
その頃のニューヨークパンク、ヒップホップ、アートムーブメントを記録にしている資料としても、かなり重要で歴史的な映画である。
現在の大人気ストリートカルチャーの発祥の映画と言える内容の映画。

 
 

ダウンタウン81作品