アート

ストリートアーティストプロフィール:Above(アバッヴ)

above ストリートアート

世界のストリートアーティスト紹介:アメリカのアーティスト:Above(アバッヴ)

 
アーティストAbove(アバッヴ)のバックストーリー
Above(アバッヴ)は、1981年くらいに生まれたアメリカ人のストリートアーティスト。
イギリスのストリートアーティストバンクシーと同様に本名と生年月日は未だ不明である。

彼の、両親がヒッピーであった事から、早々にアートと音楽触れ、アーティストとして良い環境に囲まれて育った。
15歳の頃には、貨物列車にタギング系グラフィティーを書き始め、その後、Aboveのスタイルは少しづつ変わっていき
現在のアートスタイルを確立させた。
彼の最も特徴あるアートのモチーフとしては、カラフルな矢印のグラフィティだ。

 
 
Above ストリートアートAbove ストリートアート
 
 

Aboveのアーリーキャリア

 
彼は、19歳の頃、フランスのパリに渡った。
2000年代の前半のパリでは、ストリートアートブームの中心とも呼べる場所であったことから
AboveはInvaderや、Zevsなどの今では、パイオニアになったストリートアーティスト達と交流する事が出来た。

ちょうどその頃、パリのストリートアーティストは、タギングよりも、シンボルやモチーフ系をコンセプトにしたストリートアートが描く事に、作品をシフトしていた時期。Above自身も、自分のユニークなモチーフを発展させていった。
2003年に、Aboveはカリフォルニアに戻り、さらに活動的にストリートアートを作り続けた。



Aboveのアート世界旅行

 
Aboveは、2003年以降、世界中へアートの旅へ出掛けた。
多くの国や都市でストリートアートを作り、ストリートアート祭にも参加した。
Aboveは自分のアートを滅多に、ギャラリー展示しない。

2004年には、アメリカでのアートツアーを行い、多くの都市で沢山のモバイルアート作品を仕掛けた。

 
 
Above ストリートアートAbove ストリートアート
 
 
2005年には、ヨーロッパでのアートツアーを行った。
今回は、ヨーロッパ様々な国々に出掛け、多くのストリートアーティストと交流し、作品を制作している。

2007年には、中南米にツアーに出掛けた、ブラジル、ペルー、メキシコなどの国々でストリートアートを制作。

続く2008年には、Bluや、Ethosや、Connor Harringtonなどの有名なストリートアーティストと共にイタリアのFame Festivalというストリートアート祭に参加した。
中南米のアートツアーの模様を動画を紹介し、アート作品をライブ描く、ライブペインティングも披露している。

アメリカに戻る前、ポルトガルのリスボア市に行き、ストリートでステンシルアート作品を残した。
銀行のATMの隣には、いつもホームレスの人が座っているが、誰もお金を渡してくれない。
この皮肉なシーンをコメントするために、ATMの近くにステンシルアートの作品を作った。
そして、アメリカに帰国後も、ホームレスの為のチャリティーを行い限定プリントを販売し始めた。

2009年から、Aboveはステンシル系ストリートアートを中心に描き続けている。
当時の経済不況や、崩れていく投資銀行に対して、多くの皮肉めいたストリートアート作品を作った。
また、ホームレスの問題や様々な社会問題を押し出すために、限定プリントを販売し続けていた。
2008年以来、Aboveのストリートアートは徐々に政治的になった。殆どの作品には、社会的なメッセージが含まれている。
Aboveはキューバとオーストラリアでもストリートアートを制作している。




Aboveのギャラリー展示

 
Aboveは、ストリートアートを中心にアート活動を行っている為、滅多にギャラリーで作品を展示することはないが
2010年に、友人である、ロンドンのストリートアーティストのBlek Le Ratと共に、サンフランシスコのWhite Wallsというギャラリーで展示を行っている。ステンシルアートや、彼の十八番でもある上向き矢印のアート作品や、ミューラルを展示した。

2011年には、オーストラリアでアートツアーを行い、シドニーのギャラリーで展示を行った。
テーマは「命」と「死」を中心に行った。
というのも、3ヶ月前に、Aboveの兄は交通事故で亡くなったために、この展示は、とてもパーソナルなテーマであった。
若い間になくなったセレブリティーのイメージを使い、命の短さを表現した


Aboveのアートブック:「Passport」

 
2011年にAboveは、アートブックを出版した。
今までの世界ツアーの写真や、自身のアート作品の写真が多く掲載されている。本の序章は、シェパード・フェアリーというストリートアーティストによって書かれ、バンクシーや、Swoonや、Blek Le Ratや、Anthony Listerなどのストリートアーティストからもコメントをもらっている。
 
 
 
 

Aboveの作品動画