グラフィティ・ストリートカルチャー専門の写真家:マーサ・クーパー(Martha Cooper)

グラフィティ・ストリートカルチャー専門の写真家:マーサ・クーパー(Martha Cooper)


HIPHOP・グラフィティなどストリートカルチャーの専門フォトグラファーとして活躍している:Martha Cooper(マーサ・クーパー)のヒストリー

 

Martha Cooper(マーサ・クーパー)は、1940年にアメリカのメリーランド州で生まれ
幼少時から写真の世界に興味を持ち始め、両親の影響も手伝って以降、自然とフォトグラファーとしてキャリアをスタートしていった。
主に、ストリート系の写真を撮影するフォトグラファー活動を続けている。

彼女の父親は、メリーランドのボルチモア市でカメラ店を経営していた。
父親自身もアマチュアフォトグラファーとして写真を撮影していた。

幼少時に娘のマーサ・クーパーにカメラをプレゼントし、暇を見つけては、一緒に出掛け、ボルチモアのストリートで面白い写真を撮影していた。この当時の体験が彼女の現在のライフスタイルに強い印象を残した。



マーサ・クーパーのストリートカルチャー写真
マーサ・クーパーのストリートカルチャー写真


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーサ・クーパーのフォトグラファーとしてのキャリア

 

マーサ・クーパーは、1960年代にアイオワ大学でアートを専攻し
卒業後、タイでボランティアとして英語を教えていた
帰国後、イギリスのオックスフォード大学から修士号をもらった。

1970年代の前半に、フリーランスのフォトグラファーとして、日本でも活躍していたこともある。
その後、1977年に「ニューヨーク・ポスト」という新聞社で勤務することになりニューヨークへ渡った。

 

ストリートカルチャーのフォトグラファー:マーサ・クーパーが生まれたきっかけ

 

1970年代のフォトグラファーやジャーナリストの世界は、とても男っぽい業界の雰囲気であった。
女性のフォトグラファーは少なく、仕事でいい功績を残しても、男性のフォトグラファーに比べて評価される事が難しかった時代。

当時、マーサ・クーパーは新しい作品の世界を発見するために、危険を顧みない行動をとった。
ゲットーや貧しいエリアに写真を撮りに行き、ローカルの子供の姿や、ストリートゲームや、廃ビルなどが多く残るエリアを撮影していった。

そんなある日、グラフィティを書く若い男性に話しかけられ
ニューヨークのアンダーグラウンドのグラフィティカルチャーを知るようになった。

 

この男性は、自分のブラックブック(スケッチノート)を見せ、
マーサにグラフィティカルチャーを説明した、その時に「ザ・キング」というグラフィティ界の重鎮を紹介された。

「ザ・キング」とは、ブルックリンで活躍していたグラフィティアーティストである。
クーパーとザ・キングは、すぐに意気投合し、ザ・キングを通して、クーパーはブルックリンのグラフィティアーティストとのコネクションを作っていった。
ある時は地下鉄に出向き、グラフィティアーティストの活動を撮影していった。

 

毎朝、早く起床し、電車乗って描かれたばかりのグラフィティを次々に撮影していった。
時には、アーティストと共に警察に追われたり、危険なエリアに入り
常にベストショットの瞬間を逃すまいとストイックな撮影を続けていた。

その後、クーパーは新聞社の仕事を退職し、生活のもてる時間すべてを使って
ニューヨーク中のグラフィティシーンを写真に収めていった。

 

 

マーサ・クーパーの写真集
マーサ・クーパーの写真集


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘンリー・チャフォントというストリートフォトグラファーとの出会い

 

この時、彼女以外にも、当時産声を上げたばかりのストリートカルチャーを撮影していたフォトグラファーがいた。
彼の名前はヘンリー・チャフォント
彼も、当時最もホットなストリートカルチャー1980年代のヒップホップカルチャーを撮影していた。

クーパーとヘンリー・チャフォントは、互いに力を合わせ、ニューヨーク中のグラフィティを写真に収め写真集を作ろうとした。
グラフィティの写真を印刷し、紙に貼りこんで、出来上がったたたき台の写真集を様々な出版社に持ち込みしたが、中々出版できなかった。

しかし、1984年に、ようやく出版社と契約を結び、Subway Artというグラフィティアートのアイコニックな写真集が出版された。
現在、約500,000冊が販売されているこの写真集は、グラフィティのファン、ストリートカルチャーの歴史を研究している
人たちの間ではバイブルになっている本だ。

 

 

マーサー・クーパーのストリートカルチャー写真

 

マーサ・クーパーはSubway Artというグラフィティのアイコニックな写真集を出版して後、
その後もニューヨークのストリートカルチャーを撮影し続けた。
グラフィティだけには留まらず、ストリートダンスやヒップホップファッション、音楽なども撮影している。

彼女は、他にもストリートカルチャーのまつわる写真集を出版していて
現在では、世界中のギャラリーで展示されている。
また、60歳を過ぎた今でもストリートでアンダーグラウンドカルチャーを撮影している。

 

 

マーサ・クーパーの写真集

 


 


 

 


 




 

 

 





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